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Developers Summit 2023 KANSAI に参加しました

2023/09/17

2023 年 9 月 2 日に開催された Developers Summit 2023 KANSAI に参加しました。
その時の感想を体験記的に書きます。

目次

Developers Summit 2023 KANSAI の概要

公式 HP によると、

デブサミ関西は、2011 年から続く関西の IT エンジニアのためのお祭りです。これまで、開発現場で一歩先の未来を築くためのきっかけを提供し、エンジニアコミュニティの絆を深める場として、注目の技術トレンドや関西企業の取り組みを発信し、エンジニア同士の交流を促進してきました。

と書いてあり、実際初めて参加してみて、この通りだなと感じました。

https://event.shoeisha.jp/devsumi/20230902

実際の開発現場の話や、エンジニアコミュニティの話など、普段聞く機会のない話を多く聞くことができました。

これまでは、神戸で開催されていたらしいのですが、今年は大阪で開催されました。規模感は、本家のデブサミと比較すると、小規模とのことですが、個人的には、イベントの全体を掴めるちょうど良い規模感でした。

面白かったセッション

当日のセッションは、どれも興味深く面白いものばかりでしたが、特に印象に残ったセッションを 3 つ紹介します。

英語ができなかった自分達が、グローバルチーム立ち上げに挑戦!?

近年よく耳にするグローバル化。そこに挑戦している過程のお話でした。

「チャレンジする」という選択肢を取った決断がすごい... 話の中で最も印象的だったのは、「伝わらないのは言語の壁か?」という問いでした。 実際は、言語以外のハードルを理解することが大事で、特に文化の違いの理解が大事というのにはハッとさせられました。
また、新規プロダクト開発での公用語を英語にし、国内外での採用を始めてみた結果も赤裸々に語られていました。
英語勉強しないと...

https://speakerdeck.com/cybozuinsideout/developers-summit-2023-kansai-cybozu

身の回りの問題解決から始める SaaS プロダクトの作り方

こちらのセッションでは、Helpfeel 株式会社 CEO の洛西さんが、自身の経験を元に、SaaS プロダクトを作る際の考え方を語っていました。
特に印象に残ったお話は 2 点です。

1 点目は、自己・汎用アプローチについて。まずは自分の課題を解決する。そのシンプルさを保ったまま、他の人も使えるように。そうしていくことで、少しずつ輪が広がっていく。製品に余白を残すと言うことだと解釈しました。

もう一つは、製品作りの 3 ステップ。
まずは、自分のために作る。次に、顧客のために作る。最後に収益化できる付加価値を作って顧客に販売する。いきなり 3 を考えても上手くいかず、この順番は守ったほうが良いとのことでした。なるほど。参考にできる部分をどんどん取り入れていきたいです。

また、Helpfeel の、文字が全く一致していなくても検索結果に出てくるのってどうやってるだろうと、とても気になりました。

https://scrapbox.io/ds2023/Developers_Summit_関西_2023発表資料

Elasticsearch による生成 AI の活用

このセッションでは、話題沸騰中の生成 AI と、Elasticsearch の良い組み合わせ方について語られていました。
最近、検索の分野における生成 AI の話をよく耳にしますし、個人的にも興味を持っていた分野のお話でした。

そもそも、間違えてはいけないのが、大規模言語モデルは一般的な推論に適しているのであって、データベースではないので、情報検索ではないということ。
また、出力はトレーニングに制限されるため、最新の情報や特定の情報には弱いという特徴があります。
そこで、知りたい情報に関してデータベースを検索し、複数の検索結果を取得し、それを生成 AI に入力することで、要約してくれて知りたい情報を簡潔により正確に取得できるという話だと解釈しました。
なるほど、コストも削減できるし、良いのでは!と思ってます。

https://drive.google.com/file/d/17xghc2J1MjSxdUE0UVtWqQTFHMnsBB53/view?pli=1

参加してみて

私自身、プログラミングや Web の技術に興味を持ったのはコロナ流行後だったため、このようなオンラインの IT 技術に関するイベントに参加するのがほぼ初でした。
オフラインのイベントは、オンラインとは違い、人と人との直接的な関わりや、イベントの空気感が直に伝わってきて良かったです。また、イベントの間には参加者の方と交流し、いろいろな方とお話しできて、とても楽しかったです。
そして、いつか自分も登壇する側に立って、誰かのためになるような話ができるように、日々頭を使いながら色々と学んでいきたいと思いました。

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ryounasso